坂路調教のトレンド

 

ここ数年正直「余計なこと」が起きています。
ご存知の通り美浦坂路の回収で時計がかかるようになり
それが良い結果になっているわけでもなく、
傾向やデータだけぶち壊されてしまったこともそうですが
栗東の坂路もちょこちょこ時計を見ていると
弄ったり戻したりしている印象があります。

その証拠とまでは行きませんが、
これまで当該週坂路最速時計が60.0秒以上の場合
回収率は低いものであるのが例年の傾向でしたが
ここ2年はそれが変化してきています。

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年・年月 単回値 複回値
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2016年 94 80
2015年 94 85
2014年 76 76
2013年 64 73
2012年 77 77
2011年 95 78
2010年 71 84
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さて、坂路時計が遅い場合と言っても
大きく分けて2つのパターンがあります。

1つは「坂路調教だけして全部遅い時計」
もう1つは「メインとなる調教は別のコースでしている」
それは栗東CWであったりポリトラックであったりです。

ただ、それは競馬新聞なりKOLデータなりを見ないと
分別できない人がほとんどですから、気にしないで
話を進めていきたいと思います。

ここ2年、特に未勝利、500万~1600万のレースで
坂路が遅い馬の高回収率が目立っており
回収率が99%もあるのです。

そこに単純に馬体重が480キロ以上の
大きな馬に限定するだけで回収率が131%
昨年136%、今年現在124%と単純かつ明快な回収率になっています。

しかしこれは今後の経過をちゃんと見ておかないといけません。

あまりにも坂路で好時計を出した馬が凡走をして
目立たない調教をした馬の激走が多いというのは
少しきな臭くも感じるのです。

まず1番人気に関しては勝率が28.8%しかないこと。
逆に人気薄の勝率や回収率がとても高いことです。
調教師の世界も群雄割拠になってきていますし
正直食えない人も出てきていると聞きます。
であれば、隠し玉みたいな馬を目立たない調教にして
戦うという手を使う人も出てきているのではないかなと。

まぁ推測にすぎませんが、まずはこの今のトレンドである
この傾向を参考にしていただければと思って掲載いたしました。

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