大雑把に言えば馬体重は大きい方が良い。
これは成績上だけのことではなくて
実際に私がテイクアップアームズの方で
加藤誓二騎手と対談をして質問をしてみた時にも
回答として「そう思います」と頂いている。
格闘技のように階級制ではない競馬という競技ですが
実際に馬はぶつかり合うわけですし、風の影響も
もちろんパワーも必要ですから体重は重いほうが有利に
なる可能性が高いということは1つの常識です。
その中で、1枠の成績だけを抜き取ってみました。
というのは、1枠はスタートさえよければ前々で
競馬がしていけますが、少しでも控えれば内で揉まれます。
それであれば馬体重での成績が顕著に出るであろうと
想像したからです。
まず、2010年以降の1枠の成績は
勝率6.8% 単回収66%です。
そして、その1枠の馬体重別の成績が以下となります。
馬体重 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~399kg | 1.9% | 2.9% | 8.1% | 40 | 68 |
400~419kg | 3.9% | 7.5% | 12.6% | 63 | 57 |
420~439kg | 4.6% | 10.7% | 16.2% | 54 | 67 |
440~459kg | 5.6% | 11.9% | 18.5% | 50 | 68 |
460~479kg | 6.9% | 13.8% | 21.6% | 65 | 76 |
480~499kg | 8.3% | 15.7% | 23.2% | 75 | 76 |
500~519kg | 8.5% | 16.9% | 24.2% | 85 | 82 |
520~539kg | 8.8% | 15.9% | 22.4% | 85 | 71 |
540~ | 8.8% | 14.3% | 24.3% | 109 | 88 |
全体の成績を超えているのは体重480キロ以上。
特に500キロを超えている馬の成績が良いです。
また、牝馬はやはり怯むところがあるのか
体重に関わらず1枠での成績が悪いですので、
牡馬に限定をすると上記の成績よりもかなり良くなってきます。
1枠だから有利、そんなことを競馬ファンは当たり前に使いますが
もともと回収率が低いのが1枠であり、馬体重を見なくては
話にならないというのが1枠だと覚えておきたいですね。