先輩方の教えは正しかったのか?
私がまだ競馬初心者の頃
競馬ファンの人の何人かに教えてもらったことの中に
「小倉最終週の芝は外枠を買え」というものがありました。
これは、開催が進んで芝が荒れてくるので
小回りで内有利な小倉なのに外枠の馬が好走するからというもので
実際にそれを参考にして大きな払い戻しを得たこともあります。
そこで、ここ数年の夏の小倉最終週について色々と結果を調べてみました。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 単回値 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 8- 11- 9-103/131 | 6.1% | 14.5% | 52 |
2枠 | 9- 7- 11-110/137 | 6.6% | 11.7% | 56 |
3枠 | 12- 7- 7-115/141 | 8.5% | 13.5% | 140 |
4枠 | 7- 14- 7-114/142 | 4.9% | 14.8% | 106 |
5枠 | 10- 4- 11-121/146 | 6.8% | 9.6% | 37 |
6枠 | 2- 7- 10-129/148 | 1.4% | 6.1% | 28 |
7枠 | 15- 13- 12-145/185 | 8.1% | 15.1% | 52 |
8枠 | 12- 12- 8-155/187 | 6.4% | 12.8% | 100 |
芝レースの枠別成績ですが、たしかに8枠の回収率が高いですし7~8枠の勝ち馬は多いです。
ですが・・・そこまで目を引くことではありませんね。
これは残念な結果でしたが、それなら逆に考えた方がいいのか?と思いまして
以下の条件で調べてみました。
・今走小倉芝1200m 前走も小倉芝1200mで6~8枠だった馬
⇒これで今走1~4枠
外から内パターンですね、私が昔教えてもらったのとは逆のケースです。
年・年月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 単回値 |
---|---|---|---|---|
2016年 | 3- 1- 1- 9/14 | 21.4% | 28.6% | 137 |
2015年 | 1- 1- 1- 7/10 | 10.0% | 20.0% | 30 |
2014年 | 2- 2- 0-11/15 | 13.3% | 26.7% | 874 |
2013年 | 2- 1- 1- 7/11 | 18.2% | 27.3% | 921 |
2012年 | 1- 1- 0-11/13 | 7.7% | 15.4% | 26 |
該当馬はかなり少ないですが回収率は高めになるんですね。
まぁ結論を言えば「他の武器を使って期待値が高い馬をいつも通りねらえ!」だと思うのですが
そういうものを持っていない人であれば、こういうところを狙ってみてもいいかもしれませんね。
札幌の最終週の方が面白い?
同じように夏の札幌最終週の結果を見てみると
前走も札幌が回収率95%、別場所が65%と圧倒的に前走札幌の回収率が高いです。
またその中でも前走0.0~0.5差の2~4着だった馬の回収率が高く
「何がなんでもこの札幌で1勝!」という思いが伝わってきます。
前着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 単回値 |
---|---|---|---|---|
前走2着 | 14- 11- 18- 35/ 78 | 17.9% | 32.1% | 88 |
前走3着 | 10- 7- 5- 43/ 65 | 15.4% | 26.2% | 138 |
前走4着 | 6- 4- 3- 42/ 55 | 10.9% | 18.2% | 137 |
また、好調継続でというところの意味合いになるかと思いますが
前走から連闘・2週・3週までの成績が良いですね。
前着順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 単回値 |
---|---|---|---|---|
前走2着 | 13- 9- 16- 29/ 67 | 19.4% | 32.8% | 99 |
前走3着 | 10- 7- 4- 35/ 56 | 17.9% | 30.4% | 160 |
前走4着 | 6- 3- 3- 33/ 45 | 13.3% | 20.0% | 168 |
小倉よりこちらの方がワクワクする傾向かもしれませんね。