【取っちゃった馬】
競馬を長年見ていると
「あれ?こいつ取っちゃったのか」
なんて馬がいたりします。
ブリンカー?
違います違います、せん馬のことですね。
いわゆる去勢というやつです。
同じ男としては「気の毒に・・・」と
思ってしまうものなのですが、
そりゃいつも発情してどうにもならないなら
競走馬として生まれたからには仕方ない部分も
あるのではないかと思うわけです。
近年はセン馬の回収率が高まっている
傾向にありますが、後述する状況だと
成績が悪い傾向にあります。
・去勢明けの初戦
これ、2010年からの結果では
回収率が47%しかなく、勝率も2.9%です。
去勢と言っても手術は手術ですから
期間がある程度あく馬が多いです。
平均を取ると、25.89週
約26週となっています。
でも、11週以下で出走する馬もいます。
これが2010年以降で42頭いて全敗。
最短だとダンツソレイユのように
去勢して5週で競馬に出されている馬もいます。
ゾッとしますよね(笑)
そりゃ去勢してそれに馴染んで
ストレスが消えたころに走るほうが
成績が良いんじゃないの?と思うわけですが
このように区切った時に成績の差が出ています。
・平均間隔である26週以上 回収107%
・25週以下 回収 12%
もう1つ面白いのが、去勢されて初戦を迎える馬の
当該週坂路の持ち時計を見ることです。
これが、東西ともに53.9秒以下だと13勝しており
無しやそれ以上だと合計4勝しかしていません。
なるほど、元々坂路で時計が出せる馬
(能力がある馬)なので、去勢して真剣に走れれば
好走する格率が上がるのか!という感じですね。
まぁ、ここまで書いて何ですけど
あえてセン馬を買うことなんてないと思うんです(笑)
ただ、買うならこういうのも参考になりますし
競馬ファン同士でお酒でも飲むときの小ネタとして
語れる内容かなと思って書いてみました。
意外かもしれませんが、毎週1頭ぐらいは
「今走から取っちゃってます!」って馬がいるんです。
特に藤沢和雄厩舎がその割合が多いのですが
僕が競走馬なら藤沢さんの厩舎は嫌だなと思いました(笑)
でも藤沢厩舎はそれで初戦馬券率30%ぐらいありますので
去勢のプロという感じもしますね。
逆に毎年セン馬を生み出すのに、1回も馬券になってないのが
(2011年以降 初戦のみ)中竹厩舎。
取るだけ取って結果が出ないということで
男性競馬ファン的にはいたたまれない目で
所属馬を見てしまうことでしょう。
ちなみに、その中村和也厩舎で去勢明け初戦で
最も着順が良かったのが【"タマ"ラマ】の4着。
・・・お後がよろしいようで。
ちょっと下品なオチになってしまいました。
女性の読者様、申し訳ございません。
ただ、この話をスムーズに口頭で出来ると
高確率でウケますので、ぜひご活用ください(笑)
※折角なのでそのうち、ブログにも書いて残しておきますね。