皐月賞2017の傾向と対策
桜花賞は波乱の結果となりました。
3歳クラシックで1倍台の牝馬が負けるというのは
歴史的に実はとても多いことではありますが
今回もまたその歴史が生まれてしまいましたね。
G1で競馬を始める人も多い世の中ですから
競馬知識者たちがこぞって「負けようがない」と
1頭の馬を持ち上げるのはどうかと思ってしまいますよね。
もちろんあの結果を見た初心者の中で
「競馬って面白いな」と思った人は勝ち組マインドが
あるとも言えるのですが。
皐月賞を予想するために知っておきたい傾向
ここ10年の皐月賞の人気別成績は
1番人気2勝、2番人気1勝、3番人気2勝
4番人気2勝、7番人気2勝、8番人気1勝
正直なところどこからでも入れるという結果です。
関東馬は4勝、関西馬は6勝となっていますが
関西馬の方が全体の頭数が多いので近年は関東に注目されるものの
関西馬は2着3着が8頭いますので関西軽視は間違いです。
馬体重は460キロ以上が8勝しており
480キロ以上は4勝となっています。
馬体増減は減少が5勝していますが、頭数が多く勝率は低い。
馬体増加も5勝していますが2キロまでの増加ばかりです。
枠順は7枠2勝、8枠3勝と外枠が目立っていますが
外枠の方が頭数が多いだけにあまり気にすることは
ないのではないかと思います。
勝ち馬の8頭が前走1着馬、前走5着以下の勝ち馬は出ておらず
また前走1番人気が7勝と偏っています。
前走上がり3Fが1~2位が合計8勝というところで
前走まで順調な馬の中から勝ち馬が出ていますね。
皐月賞とミリオンダラー馬券術での傾向
私の著書、ミリオンダラー馬券術を利用して
皐月賞に特徴が出ていないかと調べてみました。
前走高いレベルというのはこの時期少ないだけに
Rレベル高-が2勝、普通6勝と真ん中ら辺経由の勝ち馬ばかりです。
先程までのデータを加味すると
前走Rレベルが高-か普通で前走1着で1番人気
前走上がり1~2位に該当している馬は
過去10頭いて3勝と2着2回。
該当馬がいない年度もありますが、1頭以上の
該当馬がいるレースは8回あり勝ちか2着は5回となります。
現時点、登録馬の中でこれに該当する馬は
ファンディーナとレイデオロの2頭です。
奇しくも3連勝の無敗の牝馬と3連勝の無敗の牡馬。
無敗を伸ばす馬か途切れる馬かと分かれるのかもしれません。
皐月賞と坂路調教
皐月賞と坂路調教の傾向を見ていきましょう。
まず4勝している関東馬に関して。
これは当該週坂路調教をしていない馬が2勝。
そして当該週坂路調教時計が60.0秒以上という
遅い時計の馬が2勝ということで、速い時計であったり
中途半端な時計を出している馬は全滅しています。
次に関西馬に関してですが坂路調教をしていない馬は全敗。
60.0秒以上は29頭いて1勝のみとなっています。
55.9秒以下の馬が4勝ということになっています。
皐月賞が開催される中山芝2000mと指数
テイクアップアームズのarms指数は
回収率的な偏りはありませんが
1~7位までの勝率が高く8位以下はかなり劣勢となります。
F指数は1~5位までが勝率10%前後で高く6位以下が悪い。
穴をあけているのはS指数の方で2位の回収率が220%
3位の回収率が112%(1位は悪いですが今後上昇しそう。)
基本的にこのコースが堅い決着が多いということも言えますが
回収率的より勝率的な部分で指数を意識する方が良さそうです。
FとS指数が両方1~3位に該当している馬は
重賞で頑張っており、昨年の皐月賞馬ディーマジェスティや
今年の京成杯2着のガンサリュートなどがいます。
7頭該当して馬券内が4頭で全て5番人気以下ですから
人気薄で該当をしているなら狙ってみたいですね。