オッズの歪みを考える

オッズの歪みは馬券の穴

馬券の価値を決めるのはオッズです。
安いオッズは皆さんが沢山買うから人気になり
分配される配当金が安くなります。
逆に高いオッズはあまり買われていないので
人気薄となり分配される配当金が高くなります。

このオッズに関しては特に上位人気に関しては
競馬新聞に誘導されて買う競馬ファンが多いですから
常に過大評価になっている、買われすぎていると
考えることができます。

1番人気の勝率が3割程度で回収率が75%前後ですから
買われすぎていると言っても過言ではないですからね。

そうなると基本的にはオッズの歪みなるポイントは
中位人気から下位人気に生まれやすくなります。

その部分を如何にして買うのか?ということが
馬券収支を向上させるために必要なことになりますし
そのオッズの歪みこそが馬券の穴となります。

馬券のセオリーは過小評価の馬を狙うこと

例えばその歪みというのは何が元になるのか?
ここでは1つの例を出してみましょう。

坂路調教時計がそのレースの出走馬の中で
最も速かった馬をAとしましょう。

基本的に坂路調教時計が速いと「ダート向き」
「短距離向き」という間違った常識が競馬ファンに
蔓延しているという現状があります。

となると、本来買うべきである
芝の1400m以上の新馬で調教時計が1位の馬の
人気別割合と結果を見れば1つの「歪み」が垣間見えるはずです。

さて、簡単に言えばこの中の約40%が6番人気以下の
人気薄に属していることが現実です。

しかしその6番人気以下の単回収率は187%もあるのですから
これも1つのオッズの歪みと言えるのではないでしょうか。

インサイダー馬券や関係者情報、異常オッズという言葉を信じるな

誰が流行させたのかわかりませんが
夜中に急に人気になっている馬を異常オッズだインサイダーだと
騒ぎ立てる競馬ファンが近年増加しました。

仮にそれが深夜で単勝がまだ10万円も売れてない時に
たまたま買われていない馬に1万円投票されたものまで
異常オッズだインサイダーだと言う人も少なくありません(笑)

また確かに100万円以上の投票が入ることとも
珍しいことではないのですが・・・
これは私自身が馬主さんと知り合ってその世界を覗いて
しっかりと学習したことがあるのです。

それは、馬主さんだと「よーし俺の馬だから100万入れとこ」や
「知り合いの馬だから応援だ!重賞だし500万!」なんてことが
当たり前にある世界です(苦笑)

払い戻しではない帯封が雑に飛びかっている世界です。
そんな金額をインサイダーだと異常オッズだと感じで
乗っかるほどこと馬鹿なことはありません。

そもそも高額の投票があったら本来は「期待値が下がる」と
考えなくてはいけないわけです。

これは下品な例えになりますが
お金持ちが彼女の前で「お前の誕生日の4-5に100万じゃわい!」
そんな投票をインサイダーだと勘違いして馬券を買っていたら
これほど悲しいことはありませんよね。

他人の理論や考え方を参考にすることは重要ですが
他人の投票に目を向けてばかりではいけません。

その投票の中身まで見えないわけですからね。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう