2017年の大阪杯はこれまでと大きな違いがあります。
その違いとは今回から大阪杯はG1に昇格をしたということですね。
おそらく気持ち的にどの騎手も調教師の馬主も
G1大阪杯の最初の王者に名を残したいと思っていることでしょう。
特にG1完全制覇に手が届く位置にいる武豊騎手は
今回キタサンブラックという勝てるチャンスが大きい馬で
出走できるわけですから気合いが入っていると思います。
大阪杯を予想するために知っておきたい傾向
ここ10年での人気別成績は
1番人気4勝 2番人気2勝 3番人気1勝
4番人気1勝 6番人気2勝
人気どころの馬が1着になっていることが多いです。
関西馬の出走が多いレースですが
それでも関西馬が10年で10勝とパーフェクト。
関東馬は2着4回ということで西高東低の結果と言えます。
年齢は4歳馬が6勝、5歳馬が3勝、6歳馬が1勝で
7歳以上の馬は30頭該当して2着が1回と劣勢です。
枠順は1~2枠が全敗で2着も0回と極端。
逆に7~8枠で5勝2着4頭と外枠の好走が目立ちます。
前走1着馬が全敗しているという点も
傾向としては面白いように感じます。
大阪杯とミリオンダラー馬券術
私の著書、ミリオンダラー馬券術を利用して
大阪杯に特徴が出ていないかと調べてみました。
まず大きいのは前走Rレベル高★経由の馬が6勝。
それ以外が4勝という差は大きい特徴です。
特に前走高★経由で前走2着だった馬は
5頭該当して4勝ですから勝率80%です。
前走1着の馬も3頭該当して2-3着が各1回。
上記の該当馬が1頭以上いた年度は
2009年、2012年、2013年、2015年、2016年とありますが
2015年以外は全て大阪杯を該当馬が制覇していることは
注目しておきたいポイントになります。
今年は該当馬が多く
前走Rレベル高★で2着の馬は
キタサンブラック、サクラアンプルール、ロードヴァンドール
前走Rレベル高★で1着の馬は
サトノクラウン、マルターズアポジー、ヤマカツエース
大阪杯と坂路調教
栗東馬は当該週坂路最速時計が
53.9秒以下の馬が5勝、56.0秒以上が5勝と
速い遅いでの差は一見無いように見えます。
しかし60.0秒以上の馬が23頭該当して1勝と
ダントツで勝率が悪いということは覚えておきたいです。
また53.9秒以下の勝ち馬は全てサンデーサイレンス系。
それ以上もサンデーサイレンス系が強いですが
母父を見ると56.0秒以上の好走馬はラキシス、キズナ
そしてショウナンマイティということで
ストームキャット系という特徴もあります。
大阪杯が開催される阪神芝2000m
開催コースの傾向と確認しておくと
まず栗東馬で調教併せ馬先着馬の回収率が高いです。
またテイクアップアームズのarms指数を見ると
1位の成績は悪いですが、勝率が10%を超えるのは
2~6位と比較的上位に偏りがあります。
またF指数に関しては1位~4位までの
回収率が非常に高く単回収124%、複勝回収111%あります。
しかしクラスが上がるごとにこの傾向は薄くなります。
(未勝利戦がずば抜けて良い)