■もう1歩進むと結論が出るという話。
こんばんは、竹内です。
ある読者様からこのようなメールをいただきました。
『矢作厩舎はクロフネ産駒の回収率が高いですが
クロフネ産駒を仕上げるのが得意と言えますか?』
確かに2013年以降の成績で見ると
矢作厩舎 × クロフネ産駒 の成績は良いです。
しかし、見方を変えると決定的に重要なことに
たどり着くことができます。
ここで事実を並べてみましょう。
1:クロフネ産駒は栗東坂路で55.9秒以下の時計だと
非常に成績の良い種牡馬であり、時計が遅いと
途端に回収率が下がるという特徴がある。
2:矢作厩舎の調教スタイルは坂路時計が速い。
種牡馬全体の7割近くが55.9秒以下の時計を出して
しっかり動かしてから出走している。
ということは、クロフネ産駒の特徴と
矢作厩舎の特徴がマッチングしていることで
成績が良いのではないか?ということが見えてきます。
こういうところまで踏み込んでいくと
データ競馬の更に向こう側に行けると思うんですね。
数字を数字として見るのがデータ競馬の初心者。
数字を言葉にしたり、数字の意味を考えたり
数字と数字から文章が見えるようになった時が
データ競馬の中級者ぐらいなのではないでしょうか?
上級者は・・・私にはまだわかりません。
なので、私は自分を中級者だと考えています。
その方が楽しいじゃないですか?
更に先がある、それはどういう事なんだろう?
そういう好奇心がなければ成長なんてできませんからね。