
【感覚】
 先日書いた話ですが、もう1度だけ
 冷静さを持つために書かせていただきます。
 プレミアムホースの様に
 本年最低でも130%以上の回収になる
 ロジックがあったとして
 確かに大半の月間成績でもプラスになっている
 という状況があったとしても
 【1ヶ月】=【毎月同じ時間】とは限りません。
具体的に説明しましょう。
 プレミアムホースの推奨人気該当馬は
 11月最終週 12月1週 12月2週の
 合計で31頭で、残念ながら勝ち馬は0頭です。
ただ、10月の2週目は1週間で30頭です。
 前者の期間だと相当不調な感じもしますが
 後者で全敗していても「今週は不調だな」
 ぐらいの感覚だと思います。
もう1つ、
 仮に1日100頭該当するロジックがあり
 ある日の回収率が40%だったとします。
 ただ、年間では105%の回収率だとします。
 一方で、1年間で100頭該当するロジックがあり
 こちらも年間で回収率が105%だとしても
 最初の半年間で50頭を消化して回収率40%だったとします。
 これ、恐らく後者の場合はとんでもない連敗を
 している気分になると思います。
でも、たかだか50頭です。
・・・
・・・・
・・・・・
ここで、1つプレゼントです。
 単1倍台のダート、キングカメハメハ産駒の牡馬は
 当該週坂路最速時計の終い2F1Fで加速している場合
 勝率75.0% 回収率107%あります。
 しかし、該当しない月もあります。
 (該当馬がいない)
 振り返ると、2013年の12月は1頭該当で負け
 2014年の1月は1頭該当で負け。
 2・3月が該当無しで、2ヶ月も待って
 やっと登場した4月に1頭該当で負け・・・
 これで、気分的に「5ヶ月負けている」錯覚をする人は
 根本的にギャンブルにも投資にも向いてないです。
 次に「5ヶ月勝ててない・・・」と落ち込む人も
 少し頭を切り替えないと勝てるマインドになれないと思います。
 なにせ、5ヶ月という長い期間ではあっても
 3回負けただけなのです。
 3場開催で、朝の1Rを全て外すなんてことは
 穴党なら普通にあることです。
 期間と頭数と結果と"気分"を混同してしまっていたら
 過去の結果やトータルの結果、データや分析なんてしていても
 その人の血にも肉にもなりません、無駄なものです。
 プレミアムホースの話題に戻りますが
 時間に食われてしまっている人は
『3週間勝ちがないのでパンクしそうです』
といいます。
 もちろん、この会員様がそれ以前も会員であれば
 「この3週間だけ何十倍も買ったのですか?」となりますし
 (※それ以前が大幅プラスなので)
 ピンポイントでこの期間だけご利用されたとすれば
 それはタイミング的には良くなかったと言えますが。。。
結果、別の月の1週間分の頭数しかいないと考えると
 果たして、それが10月の2週目だったとしたら
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 その初週に「パンクしそうです」と言うだろうか?
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 と思うわけです。
 有馬記念を50%の確率で的中して
 回収率150%の馬券法を書いたノートが
 突然目の前に落ちてきたとしましょう。
2014年から2023年の10回で
× ○ × ○ × ○ × ○ × ○
 こんな感じで的中と不的中を繰り返して
 1回100万円を使って、10年間で1500万円
 払い戻したとしましょう。
 『いや~、有馬記念最高だな。500万円もプラスだよ
  車でも買おうかな』と言うでしょうね。
でも
○ ○ ○ ○ ○ × × × × ×
こういう10年だったらどうでしょう?
 100万円ずつ使って1500万円を
 払い戻しているとしても
 『近年当たらねぇなぁ、本当は嘘なんじゃないか?
  競馬が嫌いになりそうだよ・・・』
って言うのではないでしょうか。
 同じ的中率、同じ回収率、同じ利益でも
 当たり外れの順番、連続性、期間、時間で
 印象が全く変わってしまうのです。
多くの場合で「偏りがある」ことが確率です。
 そして、偏りから受け【感覚】に負ける人は
 自分が勝っているか負けているかもわからずに
 喜んだり悲しんだりするということになるわけです。
 これは、博打打ちでもギャンブラーでも投資家でも無く
 競馬好きでも馬券好きでも無く、
 "何だかわからないまま馬券を買っているだけの人"という
 何だかわからないジャンルに属することになります。
しかし、しかしです。
 僕みたいに小学生の頃から花札を打つことが趣味のような
 ギャンブル人間でも、ふと油断すると「何だかわからないジャンルの人」に
 なってしまうことが一瞬あるぐらい、ギャンブルは怖いものです。
 ギャンブルが怖いというよりも、人間の脳や心は
 最高の武器である反面で最高の弱点でもあるということです。
 ですので、常に【感覚をコントロールする】ことを意識して
 【感覚にコントロールされる】ことを拒むような精神状態で
 ギャンブルをすることが大切だと僕は思っています。
 
							
											











 
                 
                  
                                    
                                      






