競馬ファンが「ハンデ戦」から連想するイメージとは。
おそらく「荒れそう」というのが一番、次に「斤量の軽い馬の一発」かなと思います。
確かに実際の結果でも1番人気の勝率が26.5%しかありません。
ただ人気も割れていることが多いですし、じゃあそこまで極端か?と言われれば実際にはそういうことでもないという印象です。
6~11番人気ぐらいまでの回収率が高い傾向にはありますけどね。
次に斤量の軽い馬の一発というところで言えば、先日読者様から
「キングクリチャン50キロで大穴、、、50キロの馬は買いですよね」
というメールをいただきましたが、印象に強く残っているだけの話で
その前は2015年、3年前に1頭勝っているだけで、ここ4年少々で3頭しか勝っていません。
なのでハンデ戦のイメージというのはあまりそこに意識が行くとよろしくありませんね。
そもそもハンデ戦の定義は以下のように説明されています。
『出走する競走馬にできるだけ均等に勝利できる機会を提供する目的で行われる競走』
僕は競馬を見て馬券を買いはじめた20年近く前からこれがどうもしっくりこないんです。
全ての馬がゴールに並んで入るようなハンデにするとは言いますが、全然そんなことはないですよね。
本当にそうするなら、20キロぐらいの馬がいないといけませんがそんな体重の騎手はいないですから
48キロから80キロ、いや90キロぐらいまで調節しないと定義通りにはならないです(笑)
そんなことをしたら馬が壊れてしまいますので現実的ではありませんが
僕からするとハンデ戦というのは「斤量に少々ばらつきがあって、結果も普通よりはばらつきますね」というイメージのレースだと言えます。
でも、それは馬券的な部分での話です。
馬の目線でハンデ戦を考えて攻略
馬の気持ちになって考える。これって難しいですよね。
500キロもある馬が1キロの斤量の違いを感じるのか?
これはそれこそ20年近く僕は悩んでいるところです。
でも実際に1キロの斤量の差で成績が激変する馬も多いですから
それだけ競走馬は個人差があるとしても敏感にできているのか?
しかし日頃ジムに通う僕ですが、65キロのバーベルと70キロのバーベルは
そこまで大きな差がないように感じます(笑)
ただ、65キロの僕が5キロの子供を背負って行動するのと
10キロの子供を背負って行動するのでは相当な違いがあるでしょう。
このように色々なことを考えますが、実際に1キロ増えれば1キロ重いのですから1キロ増えた状態で1歩1歩踏み出すとそれが徐々に影響してくるのであろうとは思うのです。
競走馬からすれば斤量が前走より軽くなっているなら「おっ、今日は体が軽いぜ」と思うかもしれません。
それに加えて前走より距離が短くなっている場合だと「何だ、今日の俺は絶好調なのか!?」と思うのかもしれません。
そういう妄想を元にして以下を集計してみました。
・前走から距離が短縮+斤量が減少
-------------------------------------------------------------
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
-------------------------------------------------------------
137- 130- 123-1685/2075 6.6% 12.9% 18.8% 85 79
-------------------------------------------------------------
・前走から距離が短縮+斤量増減なし
-------------------------------------------------------------
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
-------------------------------------------------------------
76- 78- 72- 801/1027 7.4% 15.0% 22.0% 121 95
-------------------------------------------------------------
・前走から距離が短縮+斤量増加
-------------------------------------------------------------
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
-------------------------------------------------------------
32- 33- 28- 191/ 284 11.3% 22.9% 32.7% 67 76
-------------------------------------------------------------
なるほどという結果でした。
増減なしの馬がなぜこんなに良いのか?と一瞬思いましたが
増加の馬、距離延長の馬、同距離の馬と他にもいるはずですから
相対的にこのポイントの回収率が高くなってもおかしくありません。
さらにここで、斤量同じと斤量減少の馬の前走馬体重を見てみました。
前走馬体重 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 |
---|---|---|---|
400~419kg | 0.0% | 10.5% | 0 |
420~439kg | 7.9% | 21.8% | 82 |
440~459kg | 6.6% | 20.6% | 61 |
460~479kg | 6.0% | 18.0% | 72 |
480~499kg | 7.3% | 20.8% | 98 |
500~519kg | 6.8% | 20.5% | 159 |
520~539kg | 8.5% | 22.1% | 100 |
540~ | 7.7% | 11.5% | 187 |
予想では軽い馬の方が斤量の影響を受けるのかなと思っていましたが
考えてみると競馬は重い馬の方が単純に強いですから、この結果になるのが当然なのでしょう。
ハンデ戦の話を競馬仲間とすることがあったら話のネタにしてみてくださいませ。夏は特にハンデ戦の話題が増えると思いますからね。
ブログランキング参加中!!あなたの応援クリックが更新モチベーションに繋がります、応援よろしく!
竹内著書 ミリオンダラー馬券術 関連コンテンツ |
|
指数ならテイクアップアームズ https://t-u-a.net/ |