確率を間違えるとデータと同じか低く見積もってしまう危険性があります。

こんばんは、竹内です。

確率とか指数、数値、何%など
この手の言葉に対して苦手意識が強い人は少なくなくて、
私自身も元々は大嫌いなんですね。

いただくメールを見ていても「あ、この人は数字が苦手だな」と
思うようなことも少なくありません。

今日はなぜかしてしまう人が多い間違いについて
少し書いてみたいと思います。

例えば、今週はマイルチャンピオンシップがあります。
このレースの過去10年を振り返ると1番人気の回収率が高いです。

-------------------------------------------------------------------
前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
-------------------------------------------------------------------
前走1人気 4- 1- 3- 16/ 24 16.7% 20.8% 33.3% 358 124
-------------------------------------------------------------------

TARGETなどで見ると上記のようになっており
勝率は16.7%とありますが、これは前走1番人気の馬の
全体数に対しての4勝からの計算ですよね。

ですが『過去10年で4勝なので勝率40%』となります。

これは冷静に考えればわかることなのですが
昨晩いただいた読者様からのメールを見ると・・・

「マイルチャンピオンシップは前走1番人気の回収率がヤバイです!
勝率が16%だから10回に1回は当たる計算なのでここに賭けます!」

というようなことが書いてありましたからね。

また別の形では、これもマイルチャンピオンシップを例にしますが
前走7~8枠の馬が合計で6勝しています。

--------------------------------------------------------
前枠 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
--------------------------------------------------------
7枠 4- 0- 1-27/32 12.5% 12.5% 15.6% 113 46
8枠 2- 2- 2-22/28 7.1% 14.3% 21.4% 58 44
--------------------------------------------------------

これを見た時の間違いその1としては
勝率を足して19.6%が勝率だと思っていたりする人もいますし
間違いその2としては、一応母数は足して32+28で60
60頭で6勝なので勝率10%だと計算してしまう人もいます。

でも実際には10年で6勝なので勝率60%ですよね。

複数頭該当した場合でもレースに勝つ馬は0か1です。
2頭該当して当たった場合集計データ上は2頭中の1頭なので
勝率は50%となりますが、実際には100%ですよね。

これは私の指数であったりとかでもそうなのですが
1レースに複数頭該当している時点で、上記のような集計で出す勝率より
当然かなり本当の数字は高くなるわけですよね。

これに気がついていないと
『勝率8%で回収120%かぁ、儲かるけど買い続けるには心が折れますわ』
なんて思っても、実はレース単位の勝率は20%30%ある上で
回収率が120%あるというようなものも多々あるはずです。

もちろん私のコンテンツであったり書籍であったり以外でも
大体こういうことになりますので、抜群に自分に合う理想通りの物なのに
勝手に勝率や複勝率などが低いと勘違いしてスルーしてきてしまった
競馬ファンの人は相当数世の中に存在していると思います(笑)

それこそJRAが毎週更新する記事でもそうですよね。

http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2017/1119_1/index.html

上記で言うと最初の「G1を除く直近のレースでの着順別成績(過去10年)」

着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 6-5-4-24 15.4% 28.2% 38.5%
2着以下 4-5-6-125 2.9% 6.4% 10.7%

こういう書き方がされています。

これを見た時に
「そうか、前走1着が勝率15.4%で前走2着以下が2.9%か。
それなら両方買えば勝率18%ぐらいあるな。」
みたいな計算をする人が本当に少なくなくいるのです。

でも実際にはただの全通り買いですから、勝率100%ですよね(笑)

恐らく、JRAもそうですし競馬の雑誌や書籍、競馬ブログを運営している人
競馬番組でデータの説明をする人達からすると、私も含めてですが
そういう風に確率を見る人の存在が頭から抜けているといいますか
そこまで手が回らないというのが現状だと思うのです。

比較的、僕は定期的にこういう内容を書きますが
毎回書いていると容量が単純に倍になってしまうわけです。

書籍や雑誌であればページ数が倍とまではいかなくても
1.5倍ぐらいにはなってしまうでしょうし(表掲載など増えるので。)
記事を書く時間も倍になってしまうという点も理由の1つでしょう。

さて、ここからは余談というかネタと言いますか
どうでもいい内容になりますのでお時間がある方だけが
読んでくださればと思います。

『コンパTARGET!』

というソフトがあるとしましょう。

そこで、僕の友人で過去10回、常に男女5対5のコンパをして
10回とも全て女性をお持ち帰りしたイケメン加藤(仮)という
人がいるとします。

コンパ持ち帰り率100%、コンパの帝王と呼ばれている彼を
コンパTARGETでデータ検索をすると以下のように出ました。

お持ち帰り着別度数  お持ち帰り率
10-0-0-40/50      20%

これを見ると「何だ、100回に20回なら俺でもできるぜ!」
なんて思ってしまうわけです(笑)

ということで、世の中の色々なことを集計結果だけで見てしまうと
・正しく見る人
・その数字通りかもしくは低く見てしまう人
これに分かれてしまうということですね。

 

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