馬券の世界は面白い

まずはこんな数字から。

・単1点として
的中率 50% 回収率60% ⇒ 50%
的中率 30% 回収率70% ⇒ 45%
的中率 10% 回収率90% ⇒  5%

・単複数買いとして
的中率 90% 回収率75% ⇒ 60%
的中率 50% 回収率70% ⇒ 35%
的中率 30% 回収率90% ⇒  5%

・馬連ボックスとして
的中率 40% 回収率75% ⇒ 40%
的中率 30% 回収率80% ⇒ 55%
的中率 15% 回収率95% ⇒  5%

一番右の%は競馬ファンが選ぶ割合の予測です。
だいたいこんなもんだと思います。

投資の世界・・・だと100%割っていたら
投資にはならないですが、まぁそれにしても
投資しないと行けないと言われたら本来なら
一番下のものをそれぞれ選ぶはずなんです。

がっ!
競馬ファンは当たる回数を求めますよね。

さらに。

・単1点として
一手間かけて 的中率 70% 回収率105% ⇒ 25%
何もしないで 的中率 50% 回収率70%  ⇒ 75%

これでも多分こんなことになります。

というのが10年この世界で活動していて確信したことですね。

面白いのが、投資のプロの人でも競馬をやらせると
わりとこの悪い方を選んでしまうんです。

多分競艇でもパチンコでも同じなのですが
やっぱり「ゴールの瞬間の興奮」=「当てる興奮」とか
「高確率のリーチアクションでの興奮」というように
明確に目の前にエキサイティングが登場するという部分で
そのエキサイティングに乗りたいという思いが生まれるのでしょう。

確かにコツコツプラスにして、年間で数百万円プラスにするよりも
目の前で「うおおおおっ」てなる方が瞬間最大風速的な部分での
感情の高まりや充実度ってのは上かもしれません。

今週、ある会員様からこういうメールをいただきました。

「竹内さん。僕はGTVの馬連ボックスを買い続けました。
回収率は105%で的中率は18%ぐらいありました。
人生で初めて年間プラス収支になりましたが退会します。
なぜなら満たされることがなかったからです。
僕は収支がマイナスでも的中したいと気がついたのです。
もちろん勝負の世界では間違っていることだと知っています。
凱旋門賞で穴を的中した竹内さんは美味しい物を食べると思います。
僕はでも沢山当てて楽しんで負けても的中したレースを思い返して
ビールを飲むことが正しいと思ったのです。
一度でも勝ち組になれたことに感謝しますが僕は楽しさを求めたいと思います。」 

これはなんだか胸に突き刺さりました。
これだけハッキリと言われてしまうと何も否定できません。

そしてこの意見は比較的スタンダードな物だと思います。

考えて見ると、私は10年この世界にいる中で

「明日のG1当たる?」
「明日のレース勝てる?」
「長期的にプラス収支になる?」

こういうワードの中で言われるのが99.9%が最初の
「当たる?」って聞かれ方です。

これは競馬ファンでもそうではない人も含めて100%に近いですね。

こういう事実がある限り、勝とうとする人のチャンスは
正しいルートを選べば必ず存在しているといえます。

それと同時に楽しみたいという思いが先で競馬に触れる人は
何の問題もなく楽しめるとも言えます。

考え方が全く違う2つのグループが同じ土俵に存在していて
片方はエンジョイ、片方はこぶしを握ったり鉄パイプを持って
戦っているというのが馬券の世界です。

この事実をしっかり頭に描いておくと
それが攻略の最短ルートになると思いますよ。

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