運や偶然の入る余地がないぐらいまで研究してもそれを実戦で捨てていたらどうなりますか?

女心と秋の空なんて言葉がありますが
それ以上なのが馬券ファン。

馬券ファンの気持ちは難解な迷路のようで
そう簡単にゴールまで行くことはできず、
自分のようにゴールまでサポートする
俯瞰で見て指示を出すことがあったとしても
それでも馬券ファンは迷い、そして嘆く。

事前に"旅のしおり"を見て念入りに計画をしても

「あの店の方がいいかも」
「あのスポットがいいかも」

あっちこっちへ心が動きます。

それは臨機応変に「予定のルートよりこっちが速い」や
「このお店の方がお得だから」ということではなく
ただその場で思った行動を取ってしまうのです。

・消し馬(回収率が低い馬)
・期待値が高い馬
・理論的に買い続けないと損をする馬

これらを把握しているのは競馬がスタートする
1時間前までというところでしょう。

スタートしたらその瞬間から迷える子羊状態。

「これは回収率が低いですよ」

と言っても「それが1頭でも勝てば不満」を感じ
回収率を度外視して買い続けてしまう人もしばしば。

結局のところ、知識があろうがなかろうが
自分自身の欲望に負けたらおしまいです。

しかも、その欲望とは「勝ちたい」とか「当てたい」
ではなく「面倒だから運任せで買いたい」という欲望です。

本質を見失っていたら勝てるわけがありません。

運や偶然の入る余地がないぐらいまで研究しても
それを実戦で捨てていたらどうなりますか?

悲しいかな、その人は何億円の資金があっても
全て失ってしまうでしょう。

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