集中連載 TARGET 第一回
2008年01月16日
本日から、競馬ファンだけでなく競馬関係者まで使用している
TARGET JVについて初心者の方でも参考になるように
じっくりと簡単な部分から順に連載をしていこうと思います。
まずTARGET自体の仕様や更新情報などは
作者の久根崎様のブログや、TARGET Diffusionをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/kunezaki/
http://homepage2.nifty.com/~blitz/
TARGETは、現在JRAVANのフリーソフトとなっており
競馬ファンだけではなく、競馬関係者も利用しているソフトであり
競馬初心者でも、このソフトを使わずして他人に質問をする
ということすら常識的に問題と言われるぐらい、多くの競馬に対する疑問が
このソフト1つで解決できると言っても過言ではありません。
ただ、このソフトの大きな特徴が「難しい」ということで
基本的なマニュアルはありませんし、ヘルプを見たところで
心のどこかに「面倒臭い」という思いが出た時点で、その人はもう
まともに使うことを諦めてしまうことでしょう。
だからと言って、いつまでも他人に聞けば助けれくれる
という時代でもありません、それぐらいにデータ競馬というものは
着々と浸透しておりますし、このままだと完全に置いてけぼりになる人が
かなり多くなってしまうことでしょう。
ネットでは「ググレ」=「グーグルで検索しろよ」という言葉がありますが
競馬ファンの中ではそろそろ「タゲレ」=「TARGETで調べろよ」という
言葉もでてくるのでは?というぐらいに思いますので
ある程度、この集中連載で使い方を覚えてほしいなと思います。
では第一回、「簡単なデータ検索」を始めたいと思います。

TARGETには複数のメニューから色々なデータが調べることができますが
取りあえず、基本的なデータ検索をするために「レース検索」を押してみましょう。
![]()
すると、上のような画面になります。ここで色々な条件を指定するのですが
取りあえず、全ての指定を解除して検索してみましょう。
上の画面を開くと「着順範囲」が1着だけになっておりますので、「全」という
ボタンを押すことで、全ての着順のデータを検索します。
![]()
まず、検索する期間を選択しましょう。
1980年まで検索すると非常に時間がかかりますし、逆に意味がないので
多くの場合は、検索終了日の指定から1年・2年~5年ぐらいまでを
検索することになるかと思います。
では、とりあえず2007年12月末から2007年1月1日で
検索をしてみることにしましょう。
検索が終わると、レース一覧がでると思いますが
これを見ても仕方がないので、項目集計ボタンを押します。
すると、上記のように色々な選択項目が出てきます。
先程検索したのは全条件の1年分ですから
ここで「人気」を選んでみることで2007年の人気別のデータを見てみることにします。
すると、こういった画面に切り替わります。
昨年の単勝1番人気の勝率は32・2%、単回値は単勝の回収率ですが
74%だったということになりますね。
下にある「芝」「ダート」「障害」等のボタンを押すと
その条件での成績に切り替わります。
続いて、項目から騎手を選んでみましょう。
すると、昨年1年間の騎手の成績が表示されます。
各項目を押すことで「順番をソート」できますが、↑は勝ち数順にならんでおります。
武豊騎手が1位、勝率は21・9%・・・という感じでデータを調べられます。
四位騎手が松岡騎手や吉田騎手に負けているとは意外ですね。
ちなみに、この騎手の色は私が個人的にしていることですので
また別の機会に説明を書きます。
逃げ馬は今年も当然圧勝、回収率も213%です。
3Fというのは上がりの3Fです、1位だった馬の成績が良いですね。
PCIについてはまた別で解説します。
この脚質ですが、TARGETの説明によると以下の判定法になります。
脚質の判定には、頭数及び通過順を使用しています。
ただし、JRA-VANの通過順は、各コーナーごとのものですので
新聞等に載っているものとは少々違います。
2角、3角、4角で1度でも先頭を走った馬は、基本的には逃げと判定されます。
ただし、一部マクリと判定される場合もあります。
他は、まず頭数を3で割り、その数分の頭数(最大でも5頭)で先頭から3つのグループに分けます。
そして、4角で3番目のグループに位置している場合は、追込あるいは後方と判定されます。
また、4角で2番手のグループにいる場合は、差しあるいは中団と判定されます。
2角や3角で後方に位置し、4角で1番目のグループにいるする場合はマクリと判定されます。
ただし、その区分が無いときは先行と判断されます。
上記の他で4角で1番目のグループにいる場合は、先行と判定されます。
これは頭に入れておきましょう。
では、次に生産者のデータを開いてみましょう。
すると「馬データを読み込んでください F11」と表示されます。
この生産者データ他いくつかのデータは、馬データを読み込まないと
見ることができませんので、キーボードのF11ボタンを押します。
すると、このように生産者のデータが表示されます。
まぁ社台とノーザンファームは見るまでもなくという感じですが。
回収率が100%を超える生産者、なんてのも当然ありますから
毎年のデータを検索して行って、毎年回収率の高い馬主を狙って馬券を買う、追い上げるなんて方法も馬券法になるかもしれません。
データというのを見ても「これをどうするの?」と聞いてくる人がおりますが
どうするかは自分次第、発想力になります。
さて、先ほどからの画像にはまだ右に項目があります。
まず一番左の単適回値(単勝適正回収値)、これは結構重要な項目です。
TARGETの説明を元に解説しますが、久根崎様は流石というか「均等買い最高!」という信念のもとにどうも間違った拘りを持つ人には特に知ってほしい内容です。
単勝回収率と同じで、単適回値はその馬の単勝を買い続けた場合の回収値で
100を超えているとプラスになるという数値ですが、その計算方法が違います。
通常の単勝回収値(単回値)では、該当する全ての馬に100円ずつ賭けていくというように、常に同額を賭けることを前提として計算しています。
ですが、単勝が1.5倍の馬もいれば、万馬券の馬もいるわけで、どんな人気のときも同額だけ賭けるというのは、そういうシステムであれば実行は可能ですが、実際の人間の心理や動作としては適当とは言えないと考えています。
まずここまで、太字にした部分は均等均等と騒ぐ人に自覚してほしいところです。
馬券の強弱をつけることすら認めない人もかなりおりますが、普通は強弱付けるものですからね、その点は頭に入れておきましょう。
この計算方法ですと、単勝で万馬券の馬が勝ってしまうと、単勝1.5倍の馬は、勝とうが負けようが、150円の差は誤差に過ぎない程度のものになってしまい、データの信頼度という意味でも問題がある場合があります。
100倍と101.5倍の違いは配当的にはほとんど差が無いと言えますが、単勝1.5倍の馬が勝つか負けるかがそれと同程度の意味しかないということは無いということです。
通常の単勝回収値の計算方法では、これを同程度として扱ってしまっている場合があるということです。
ここまで、本当にその通りです。
回収率を出すためにはオッズが必要になりますが、オッズベースで見ていくと、部分的に誤差レベル程度にせざるを得ないのが通常の回収率になります。
さて、この単勝適正回収値は例えば毎回1万円の払い戻しがあるように
投資した場合の回収率という計算をしております。
1頭に対する扱いを同じにすることで、たまたま万馬券が当たった場合に
人気所を外した分のデータがあっさりかき消される(誤差)ことで高回収率にするのではなく、人気があろうがなかろうが安定していないことには高い回収値が出ないという計算です。
ですから、人気がある馬が負ければ一気に回収値が下がります。
2倍の馬で1万円になるようにかけるなら5000円です。
100倍の馬で1万円になるようにかけるなら100円です。
前者が負ければ5000円マイナス、後者なら100円マイナスですね。
確かにこれは理にかなっている考え方です。
また、表の他の項目
平着・人気はそのまま平均の着順と人気です。
平オッズは「その条件の平均オッズ」
単平均は 「その馬が勝った時の単勝平均オッズ」です。
ですから、私が良く言う「勝利時平均オッズ」はこのような数値になります。
勝ち馬の目安として使うことができるでしょう。
では、もう1度単勝適正回収値の話を具体的にしてみましょう。
下部にある「最少レース機会数」は、騎乗回数での限定をするためにあります。
ここを0にしておいて、回収率を見た場合に
例えば1年で1回だけ騎乗して10倍の馬を勝たせた騎手なら回収率1000%と表示されて邪魔ですので、上記では500としました。
これは先程同様に、昨年2007年の騎手データで単勝回収率順にソートしてあるものです。
500回以上騎乗して、唯一100%を超えているのは上村騎手が1位です。
しかし、単勝適正回収率ではどうでしょうか?
1位は田中博康騎手で102・3%、何と上村騎手は33位まで落ち、単勝適正回収値は73・5%になってしまいます。
ですから、どの馬に乗ってもある程度の結果を出すのは田中騎手であり、上村騎手は恐らく人気所を飛ばして、穴を開けての回収率なのでしょう。
投資バランスを考えない人、本当の意味でどんな馬にも全て均等同じ額だけ買い続ける人なら、単勝回収率を見ればいいと思いますが、強弱をつける人、また見せかけの回収率に騙されないためにはこの単勝適正回収値の価値というものはかなり高いものだと思います。
ここまでを覚えれば、とりあえず簡単なデータを探ることについては
大きく困ることはないでしょう。
これが基本的な検索方法と、単勝適正回収率という1つのツールの説明です。
では、次回はもう少し深いデータの調べ方へ進んで行こうと思います。
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2008年01月16日
カテゴリー:集中連載 TARGET





